神経障害


  糖尿病の合併症のうち、糖尿病が発症してから最も早期に出現し、最も頻度が高いものです。神経障害は高血糖による神経細胞の代謝障害、血流障害によるものです。早期に治療すればよくなります。
 

●身体の知覚、運動神経の障害

末梢神経が傷んでくると、ジンジンと痛んだり、しびれや、冷えなどが起こります。
感覚麻痺:感覚が鈍くなり、火傷やけがの痛みにも気づかないようになります。痛みを感じづらくなり、傷を治療せずほっておくと、潰瘍や壊疽を起こすことが少なくないので、十分注意してケアすることが大切です。

●自律神経障害(内臓の働きを調節している)

 便通異常(便秘、下痢)、排尿困難、立ちくらみ、胃の働き低下、インポテンスなどが起こります。


 神経障害の軽症患者では、血糖コントロールのみで軽快します。進行した神経障害に対しては、それぞれの症状を和らげる薬物療法があります。


 

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